リサイクルが危機にひんしている

と言うとだれもがびっくりするだろう。
100%古紙のリサイクルペーパーが、今年の夏にも発売中止となりそうだという事を今日耳にした。
「グリーン購入」などによってリサイクルペーパーが大量に出回り、その原料となる古紙を海外から輸入しなければならないという事態が現在の日本だとも聞いた。しかもご存じのようにリサイクルペーパーを作る工程では、大量に化石燃料などが消費される。
私のホームページにもあるように「リサイクルは良いことか」と言うタイトルをもう一度問いかける必要があるのではないか、それにしてもおかしな時代である。
大手製紙メーカーは、その用途によって一定の比率で古紙を混入することについては問題がなく、むしろ神経質になって「古紙」が独り歩きすることを問題としているようである。

ちょうどよい機会にある公立中学校で講演を依頼されている、この際だからその話で締めくくろう。
本当の意味での環境配慮とは一体どのようなものなのか、それに向かって取り組むことはどのような影響を及ぼすのか。
中学生ぐらいが一番このようなことに対して興味を持ってくれるだろう。