東ガス、家庭用燃料電池で新機種

本日付日刊工業新聞の記事で
東京ガスは家庭用燃料電池システム「ライフエル」2機種で新モデルを投入する。08年度の大規模実証事業から展開し、09年度以降の市販開始に向けて完成度を高める。システムメーカーの松下電器産業、荏原バラード(東京都大田区)それぞれと開発した。同社では現在、松下と荏原バラードそれぞれの燃料電池システムをライフエルとして展開。05年度からスタートした大規模実証事業に参加しているが、発電効率や耐久性でほぼめどが立ったことで、基本性能を向上させた上で設置性やメンテナンス性なども高めた、より商品化を見据えた機種を投入することにした。将来の低コスト化も見据えており、普及期に入る2010年代前半には50万―60万円までのコスト引き下げを狙う。08年度の実証事業では、07年度の210台を上回る規模で参加する考え。』
引用終わり

と言う記事が配信されていた。
いよいよ燃料電池新時代が来るのだろうか、実に楽しみである。
しかし、この山梨県では東京ガスの供給が新潟の帝国石油からのパイプラインになっている。
この事で若干ではあるが「ガス質」が違っているとの事で、まだ燃料電池の実機は供給されないかもしれない。
この差と言うのが実に微妙なのだそうで、私も何が違っているのかは未だ知らない科学の世界である。

そして、お隣韓国ではすでにデジタルテレビ関連技術が、日本と対等なレベルにまで向上したとの評価が出された。産業資源部が15日、電子部品研究院とともにデジタルテレビと携帯電話、ロボットなど将来有望な電子製品32種について、国産化と技術競争力を分析した結果を明らかにしたそうである。
それによると、液晶テレビの技術力は2006年には同分野で最高水準を誇る日本の92%水準にとどまっていたが、昨年は99%レベルにまで追いついた。プラズマテレビの技術力は同期間で日本の91%から98%水準に向上している。

 また世界の最先進国を100%として技術力を比較した場合、携帯電話の技術力は高級タイプが100%、一般タイプが96%だった。また携帯メディアプレーヤーは100%、DVDレコーダーは97%水準と、これら分野が最先進国と同レベルの競争力を備えたと評価された。

 これに対し、電子部品や医療機器、ロボットなどは技術力の高い国と依然開きがあることがわかった。薄膜トランジスタTFT)液晶ディスプレーの技術力は、前年から3ポイント向上したものの最先進国の79%水準にとどまったほか、発光ダイオード(LED)は78%、カメラモジュールは86%水準と評価された。

 また電子タグRFID)製品は68%、リチウムポリマー電池は62%水準で、血圧計(72%)、接触式体温計(58%)などの医療機器、産業用ロボット(79%)、家庭用ロボット(83%)などの技術も依然として最先進国レベルに及んでいない。特に燃料電池の場合、技術力は最先進国の10%と、低い水準にとどまっていると言っている。


我が国が技術立国として世界の牽引車となり続けてゆくにはこの様な技術レベルをますます引き上げてゆかねばならないのだろう。それにしても、この程度の単価であれば広く普及しそうな商品だと感じているが、地球温暖化を防止すると言う観点からも、エネルギーの自給体制を構築すると言う観点からも、一刻も早い「水素の時代」が来てほしいと感じている。

参考記事
http://www.nonaka12.com/machi/100year/city100h.htm「水素の時代がやってくる」

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