マスコミの報道とはこのような物

と言う事態が顕著に表れた一つの事例がここにある。
2月9日に目にしたニュースで「ロシア空軍の爆撃機が9日午前7時半頃伊豆諸島南部を領空侵犯した」と言うのがあった。報道各社によるとそれぞれ若干違うのだが、旧ソ連のシベリア急行と言う偵察ルートと一緒だとか、三沢空港からスクランブル発進が行われ、ロシア語で「ココは日本の領空だ」と呼びかけたなど、それなりに事実だろうと言う事までで終わっていた。


しかし、昨日朝鮮日報を読んでいたら、いやいやこちらが事実ではないかと思われる記事が載っていた。
つまり、日本の領空侵犯で我が国の航空自衛隊スクランブル反応を確認したのではなく、その先の太平洋上にいたアメリカ軍の「航空母艦ニミッツ」に対して監視しようとしたのではないか。


改めて報道各社の記事を履歴で追いかけてみると、毎日新聞では9日13時の報道の後13日12時の報道としてワシントン支局員から情報を得て、12日の上院予算委員会でロシア爆撃機の1機が2度にわたり約600メートルまで高度を下げて空母ニミッツなどの上空を飛行したとし、これに対してアメリカ側は4機のスクランブル発進したF18で対抗したとしている。
また、産経新聞では10日の8時と13日の8時に配信。内容はほぼ同一で、これは共同通信などの通信社から配信を受けたたものと考えられる。


となっているのだ。
最初の記事だけ読んで終わりにしてしまうと、ロシアは日本を挑発しているとだけした取れないが、3日置いて世界中の情報を取り寄せてみると「日本は関係ない」となってしまうのである。
それにしても我が国はお呼びで無いと言った内容にも読み取れてしまい、ちょっと情けなく感じた出来事であった。


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