またも山火事

nonaka122008-12-29

またもという表現は正しいと思う。
今年の春だったか、同じ大蔵経寺山で火災があり、その時には自衛隊の大型ヘリ(たぶんCH20だと思うがツインローターのやつ)まで出動して消火に当たっていた。
今回も同じ山でまたまた火災というから、きっと同じような入山者がたばこの火の不始末とかで山火事になったに違いないと思ったのだ。
それにしても、能泉湖(荒川ダムでできた湖)から水をくみ上げ、そして散水するのだが、もっと近い千代田湖からはなぜくみ上げることができないのか。
理由は簡単、千代田湖ヘラブナ釣りのメッカとして有名で、そのボートの係留のためワイヤーが張られているのでくみ上げる事が出来ないということなのだ。
これは立派な違法行為で、本来ならば管理人の山梨県が指導すればよいことなのだ。でももう随分年月が立っているのでいまさらできないとでも思っているのだろうか。それでは行政の職務怠慢だ。
能泉湖からは約20分に1回の割合で消火に当たっているのだが、千代田湖からだときっと15分に1回程度になっているだろう。
1回の量がおよそ600リットルという話も聞いたことがあるのだが、ヘリはすごい。消火に当たる消防団員は1回が10リットル程度だと聞いているから、量だけではずいぶん効率が良いと感じる。
自衛隊の大型ヘリだと1回6,000リットルとか、しかも垂直に落ちてくる水は非常に危険で、上から落ちてくると当たれば頚椎骨折は当然と言われている。だから、「散水っ!!」とか合図があるらしいが、残念な事に大型ヘリは着陸して水槽に水を入れるしかないそうだ。その点通常の防災ヘリはホバリングしながらパケットで水をくみ上げ、そのまま飛んで行って放水できる、それぞれの良さがあるのだろう。



ちなみに今朝から飛んでいるヘリは群馬県から応援に来ている防災ヘリの「あかぎ」と胴体に書いてあった。
それぞれ協定でヘリが応援に行くこととなっているが、随分と大変な仕事だと感じてしまう。
新潟県上越地震などの災害でも、近県のヘリが応援に行っている。もちろん山梨県からも防災ヘリが応援に行っているのでまあいいか、お相子だな。
それにしても1年のうちに2度も同じ山だとちょっと情けないなあ。


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