調査視察終了

nonaka122009-01-31

昨日の大雨の中、無事松山から帰ってきました。それで終わりというのではなく、その後の新年会もぴったり到着、無事挨拶をさせていただくことができました。
本日のハイライトは何と言ってもお昼に食べた「鯛メシ」でしたね。
場所は松山市三津、だから甲府からちょっとと言う訳にはゆかないですねえ。
それでも何かの都合で出張なさる方がいたら。ぜひ1度は訪ねてみては如何でしょうか。
この店は以前は「ヨロズ問屋」として生業を続けた森さんと言う方が始めたお店で、明治初期の住まいをそのまま使っています。その外観は実に立派なもので「銅張り」ですから昔は真っ赤に輝いていたでしょう。現在は緑青に光り実に落ち着いた風情が出ています。
中に入ってさらにびっくり。

中に入り、あがってすぐはおそらく昔の帳場、蓄音機や昔の映画のポスターがごくふつうに飾られていたり、いまだにここでヨロズの品々が取引されそうです。その奥に大きな座敷がデンとあり、これは句会を催すために使われていた座敷だと言うのです。ここの先々代が正岡子規の直弟子だとかで、三津浜辺りや全国から文人が集まったのでしょう。その座敷でいただくのが1日30食限定の鯛メシなのです。この季節は生のひじき、もちろん鯛の刺身や秘伝の酢醤油で漬けこまれた瀬戸内海特産の小魚など小鉢8品、大きめの器に盛られた鯛メシ、そしておかしらの吸い物と出て1,500円では格安だと思いますが。しかも地の天然鯛しか使わないそうで、魚が取れなかったら連絡が入って今日は閉店となってしまうのです。
そんな訳でハラハラしながら今日を迎え、連絡が無かったのでありつく事が出来ました。
残念ながら御膳の写真はありませんが、味だけは想像してください。

食事後は2階をちょっとだけ見せて頂いて、明治、大正、昭和と続く三津浜の様子といろいろな方が書き留めた俳句を見せて頂き、帰路に向かいました。

ごちそうさまでした。


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