いよいよ電気自動車が正式発売

昨日のテレビで見たのだが、「三菱自動車は電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)を発表。本年7月下旬からの市場投入」と言うニュースがあった。その中でハイブリッド自動車は過渡期の車だというような発言もあり、確かに自動車大国(最近ではちょっとさみしいのだが)アメリカでは電気自動車あるいは燃料電池自動車にその眼は行っているなと感じていた私である。
車両価格は459万9000円。今年度はメンテナンスリース(税金、保険、整備費用の一部などを含んだリース)を基本に、法人、官公庁向けに1400台の販売を見込み、個人向けには2010年4月から販売を本格化させる様だが、高い!!


過渡期と言われていても、私はハイブリッドで十分だと感じている。ましてや来年あたりまた石油が暴騰するといううわさもあるし、現在のハイブリッド自動車で十分満足している。


ここで電気自動車が主流になったら日本の自動車産業はどのような変化をするのか考えてみた。
昨日のテレビでも解説していたが、部品の点数が圧倒的に少なくなり、いわゆる大企業の巨大工場でなくとも生産できてしまうだろう。その上カスタマイズが出来ることで、産業構造が大きく変化してしまうといわれている。つまりエンジンがいらないのでそれらにかかわる部品の下請け工場は死活問題となってしまうのだ。巨大工場での量産が必要ないとなると、小さな町工場が自動車製造に乗り出すというのは当たり前になるだろう。ビッグスリーはいらなくなってしまうのだ。
実際自動車ディーラーの方と話をしていても、同様の意見を述べている先見性のある方がいるのには驚いた。そうなると家電販売と同じチャンネルが自動車を販売してくることも想像できる。あるいは中国やインドと言った豊富な労働力がある国では、新たな産業革命がおこることも予想されてくる。電池はリチウムイオン電池を採用。88個の電池セルを直列に接続して床下に搭載すると説明にはあるが、たとえばNaS電池(ナス電池と読みナトリウムとイオウによって構成されている)のようなもっと大容量の電池が開発されてくると当然大型の車両も電気自動車となってしまうのだろうか。給油ならぬ電気チャージもいろいろな方法が考えられ、いったいどこへたどりつくのだろうかと言う事も興味津々だ。



そこで燃料電池自動車はその究極と言う事になるだろう、あるいはロータリーエンジンと言う独特の技術を持つマツダは水素燃料を直接使える水素自動車を開発している。これからが実に楽しみな世界だ。


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