ままかりという言葉
いつものようにですが、時間がある時は買い物に行きます。
本日も食材が少し足りないので、「いちやま」さんへ寄りました。
何気なく見ているとなんと「ままかり」売っていたんです。
懐かしさと昔を思い出して、つい購入。
知らないだろうな、山梨の人は。
この商品の言葉の意味を。
私が大学を出てすぐ、大阪の会社に就職したときの話です。
半年ほど修行をして、紡績会社めぐりを担当したころの話です。
南は四国高知市の敷島紡績高知工場、北は日清紡績藤枝工場。
大体そのエリアが担当でした。
その頃は9大紡績、新紡績、新新紡績なんて言う分類がありました。
敷地はどこも非常に大きく、中でも近藤紡績浜松工場なんかついて守衛室ですぐに自転車貸してくれました。
それに乗って工場内をめぐるのです。
主に落ち綿倉庫が中心で、スーツから作業着に着替え仕事始めるのです。
そんな時出かけたのが倉敷紡績岡山工場。
当然夜はビジネス旅館(ビジネスホテルなどなかった)
1泊朝食付きで3〜4千円で探すのです。
そして旅費や宿泊費をケチって浮かしたお金と日当で食事。
楽しかったなあ。
岡山ではいつも行ってたのが小料理屋。
そこで出されたのが「ままかり」だったのです。
瀬戸内海でとれた小魚(イワシなど)を酢漬けにしたもの。
これがおいしーー。
そして名前を聞いたら「ままかり」と教えてくれたんです。
夕飯など、ままかりをおかずにご飯食べていると、ついついごはんが進んでしまい、気が付くともう無い。
そこで隣の家に「すいません、ごはん分けてください」と借りに行く。
それでままかりとなったそうです。
そんな思い出が頭の中をよぎりましたね。
今日は美味しい晩御飯食べれそう。
値段も体にやさしいんですよ。