知事選開票大幅短縮
読売新聞が伝えている。
21日に行われた知事選の投開票で、笛吹市は有権者数が同規模の甲斐市よりも30分余り短い、51分で開票作業を終えたそうだ。
いち早く、そして確実にというのが選挙の開票結果ではないか。われわれ議員はこの投票という行動は常に議会の中でも行われている事で、特段これがというものではない。
しかし、すでに始まっているこれからの地方主権の時代、選挙結果というのは常に早く知りたいと願うものである。しかもそれにこたえての今回の取り組みは、天晴れ荻野市長とでも言うべき事であった。
もちろん全国的には特に先進都市において、ずい分これは進んでいる事なのである。一つはこの様な有権者の願いに対して行政が努力した結果、もう一つの側面はこれさえ出来ないで庁舎内の改革が進むのだろうかという素朴な疑問である。
実際残業代をもらえなくなったという笑い話が残っているように、従来あまり気にしなかったこの開票結果ではあるが、これとて役所の合理化の大きな目玉と考えれば当然取り組んでしかる問題である。すでに二つにしっかり折っても投票箱の中で自然に開く紙などはずい分普及している、また自動読み取り機についても甲布市でも導入し始めたという。しかし、全ての作業を円滑にこなすという原点は、職員の人力のなせる技である。トヨタのカンバン方式を見習ってほしいと考える問題である。
しかし、今回のように「出口調査」で勝敗が決してしまうと、この驚きもかなり減少してしまうのだが。