甲府市職員266万円着服

昨日はテレビで、そして今日の新聞で報道されている甲府市職員による信玄公祭り運営費266万円着服事件は当然のことながら懲戒免職だろう。いったん甲府市の外へ出された祭り運営費については、市の職員あるいは専門の会計者が管理し会計業務を行うと言う事になっている。そのすきを突いた事件だが、事の重大さの認識に欠けること甚だしい。


最近公務員が就職試験で人気になり、いわゆる高学歴の新入職員が増えてきているが、「自分は公僕として生涯を市民のために」と言った規範意識はどんどん欠落してきている。
この職員も34歳と言う事でいちばん気がゆるみ、何でも出来てしまう意識が根底にあったのではないか。
その上最近の若い世代には義務感と言う概念が見られないのも困ったものだ。


これも戦争に負けてすべてを失い、上から叱られると言う事が全くないまま大きくなってしまった世代の子供たちだから、それ以上に叱られていないのも大きな遠因ではないかと感じてしまう。
ちょうどこの世代の親たちが「モンスターペアレント」になって学校へ来てしまっているんだろうなあ。


それにしても情けない。
私たちに出来ることと言ったら、会計監査の折に徹底的に調査すると言うことぐらいだろうか。
  

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