静岡市の議員提案条例

nonaka122009-07-08


静岡市議会では、静岡のお茶に関する産業の振興及び市民の豊かで健康的な生活の向上を図ることを目的とし、「静岡市めざせ茶どころ日本一条例」を議員提案として全会一致で可決しています。

この条例では、静岡市内で生産されるお茶はもちろん、静岡市内で加工・流通するお茶すべてを「静岡のお茶」として、市・市民・茶業者等がそれぞれの役割を理解し、互いに連携しながら静岡のお茶の魅力を高めていくための施策を推進できるよう、パブリックコメントを実施しています。通常、議会は実施機関ではないのでこのパブリックコメントの実施と言うのも珍しい示し方だと事務局の方も言っていましたが、これによって議員提案の条例が広く市民に理解していただけるのではないかと思います。

この条例では主に日本一の茶どころをめざすための理念や基本的な考え方などのパターンを述べるにとどめ、より条例に実行性を持たせるため、具体的な施策・事業を示した政策提言を市長に対し行っているのですが、これも条例の推進に大きく役立つことでしょう。

この条例を定めた背景には、最近ではペットボトルのお茶が飲料の主流になっていて茶葉からお茶を入れて飲む習慣が減ってきたことでの需要の減少と、最初からペットボトルでの茶飲料は使用する茶葉の量が非常に少ないとの事で、危機感を持った議員たちによる発案だったようです。

静岡市役所は昭和9年に建設された建物を耐震改修を施し使用しているのですが、これが実に風格があってうらやましいほどの重厚感のある市役所です。 甲府市の新庁舎も日曜日に公開で設計コンペのプレゼンテーションが行われ、設計共同企業体(JV)の代表企業に日本設計(東京)を選定したという発表がありましたが、残念ながら歴史を残すような建物は無いようです。


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