新県立図書館の概要

nonaka122009-07-22


いつもの巡回先ブログを見て「ICT甲府」さんのブログでびっくり。
何と県立図書館の設計図が掲載されているじゃないですか。
ふむふむ・・・と見ているうちに大切な部分が欠落しているのを発見です。
位置図
http://www.pref.yamanashi.jp/toshokan-ken/documents/kihonsekkei/documents/shintoshokan_ichizu.pdf
平面図
http://www.pref.yamanashi.jp/toshokan-ken/documents/kihonsekkei/documents/shintoshokan_heimenizu.pdf

今回の県立図書館設計にあたって一番重要な部分は「南側の開放空間」なのです。
しかも建物にして2階より3階部分が適当でしょう、それはなぜか。
その場所からは「山手御門越しの、稲荷櫓越しの富士山」が見える最高の場所なんです。
これがわかってくれないと、山梨の地元企業とのJVを組んだ意味がないんです。
今のところは北口の横断歩道橋があるので何とか見ることができますが、間もなく歩道橋は撤去され、その景色は見えなくなってしまいます。
山梨文化会館からは東に寄りすぎていて、稲荷櫓がきれいに入らない。
結局新県立図書館しかない場所なんですが、今回公表されている図面にはその場所はありません。
むしろ基本的図書館の場合は南面と西面は壁にしてしまい、書物に日光が入らないようにするのが普通ですからどうやら無理。
ああもったいない。
せっかく国土交通省で「関東富士見百景」として選んでくれた場所なのに。


図書館の中身はともかく、このような周囲に気を使った設計はできないのでしょうか。
この調子だと外観意匠も正面に間もなく出来上がる藤村記念館に負けてしまいそうですね。


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