おみゆき祭り

nonaka122010-04-15

おみゆきさんと呼ばれて親しまれているこの祭り、実は非常に長い歴史を持っています。
それは木花開耶姫命(一ノ宮 浅間神社一宮町) 大物主命(二ノ宮 美和神社・御坂町) 大国主命(三ノ宮 玉諸神社・甲府市) を指し、毎年4月15日に御幸祭が行われ、それぞれの神社を出発した神輿は信玄堤を練り歩き、三社神社において神事が執り行われるのです。
特に有名なのは一ノ宮浅間神社の神様が「木花開耶姫命」と言う女性の神様なので、恥ずかしいと言うことから女装したかつぎ手が練り歩くと言う変わった風習があります。
しかも、その拍子が「そっこだい、そっこだい」と言うのですが、その拍子に合わせて独特のはね方をしながら練り歩くのです。
この祭りの歴史はおよそ1,200年もあるのです。


では何のためにこの祭りを行うのか。
ですが、水害防止にと跳ねながら土手を歩くので、土が締まるというのが正解です。
当然一宮からですと1泊になります。
御坂町からは日帰り、甲府の玉諸からも日帰りですが、ずいぶんと大勢の方が参加したことでしょう。


明治時代からは補助金がつかなくなってしまったので、自動消滅となってゆくのですが、そこは祭り。
みんなで寄付金を集め、維持しています。
しかも昨今の交通事情、結局釜無川まではトラックになってしまいました。
しかしそれではつまらないと言うことで、三ノ宮玉諸神社隊は今年は甲府市内を練り歩くと言うことにしたのですが、警察の許可が出ずにそれもだめ。
例年と同じく甲府市役所の前で神事を行い、またトラックで釜無川へと向かいました。

この担ぎ手はずいぶんと若いのですが、当然です。
全員山梨学院大学ラグビー部。
それでも市役所の正面で二回りすると腰砕けのような感じでしたが、ガンバレラグビー部。


この様なお祭り大切にしたいですね。


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