亜急性電力依存症

実は私たち現代人は「電力依存症」なのではないか。
しかも慢性ではなく、徐々に進んでゆく「亜急性」なのではないか。


おはようと起きてからピークを迎える電力使用は「暖房されている便座とウォシュレット」にあるとされている。
停電の時びっくりするのがこの座った瞬間なのではないか、もちろん洗浄ボタンを押しても水は出ないのだが。
それと、知らず知らずのうちに灯油ヒーターだと思ってスイッチを入れても、ファンが動かないのでこれも停電の時は使えない。
反射板の付いた直火の灯油ストーブはすでに販売していないようだが、こうなると貴重品だ。
マンションなどの高層住宅にお住まいの方は、ポンプで水を屋上にくみ揚げたり、外部タンクから圧力を加えて水道水を供給しているからこれもダメ。
もちろんIHの台所はまるで駄目。一部ガスでも着火時点で電力を使っている場合はだめ。


連絡を取ろうと思っても携帯電話の充電を忘れていたらアウト。
外へ出て電話しようと思ったら、公衆電話が見当たらない。
もちろんあっても非常電源を備えた公衆電話は皆無である。
じゃコンビニで、と言ってもコンビニも停電で機能していない・・・


恐ろしい。
実に恐ろしい電力依存症ではないか。
しかも毎年新しい商品が出てくると、すべて若干づつでも電力を使っているのである。
当然情報収集の依存度が高いパソコンは、ネットにつながらない。
一部ノートパソコンのバッテリーが残っている間は、作業はできるがルーター等を介在しているネットはつながらない。


もうこうなると寝ているだけしかすることはないのだろうか。


昔あったなあ・・こんな話。
停電してしまったのでテレビの続きを見ようとテレビの後ろにろうそくをかざしたが、映らないので電力会社に苦情を言ったという話。
笑えない話である。


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