中田英寿選手(29)が3日、現役引退を表明した

と言うニースは、多くの報道がトップで伝えたニュースだろう。
山梨県出身で、しかも甲府市の生れ。
甲府北中学校から韮崎高校へサッカーを追って進学。
と言えば甲府市民のみならず、県民はこぞって応援していた。


とばっかりはいえないことが度々あった。
実際のところ彼が活躍した10年間の内、日本には3年しかいなかった。
そのくらいハイレベルな選手だったと言う事なのだが、甲府市に豪邸建設などと言った三文ニュースが飛び交う事もしばしばで、そのために彼は山梨をあまり強く意識していないとまで言われていたのだ。
実際、山梨県民性ということをよく表す表現で「出るくいは打たれる」と言う言葉が使われる。
つまり、成功した人を疎ましく思うのが県民性らしい。ここはもっとおおらかになって、賞賛すべきものは賞賛し会えるような大陸的な心がほしいところである。
エールを送るものあれば、残念がる人もいる。
それはそれで、彼が下した結論を最大限尊重すべきであろう。
そして今後、彼が山梨に帰ってきたら「お帰り」と言って迎えるのが礼儀であろう。


これを機会に、山梨の親善大使として世界に広くアピールしていただくとか。
知事付け山梨県観光本部長に任命するとか。
何とでもあるのだが、そこから先が指導者の采配だ。