最新医療機器がそろった医院

私の知人の息子さんが、念願かなって医院を開業することとなった。
きっと立派な施設になっているだろうなあと、思っている時、先日建替えたある医院の開業式に行った折、とっても驚いた事がある。
レントゲンのフィルムが無くなっているのだ。
当然だろうと思えば当然なのだが、画像で処理して、ディスクへ保存すると言う。
確かに、もっともデジタル化しやすい部分ではあろうが。
その解像度は大丈夫なのだろうか。
微妙な陰影で判断する場合は、フィルムに比べてその精度が落ちないのだろうか。
余計な心配であろう。


これが進むと遠隔地の治療に一定の効果が発揮されそうだ。
伝送された画像で、画面上で治療指示ができる。
例えば、スキー場で撮ったレントゲンを見た医師が、遠隔地で適切な処置の判断を下しながら搬送する。
伝送された画面で、動かしてはいけない場所や部位を特定しながら、搬送する。
こんな事も出来そうだ。
患者が、いくら痛がっても「骨折ではないですよ」と冷たくあしらってシップ役だけ貼り付けて安静にしていなさいなんて事もあるだろう。
兎に角医療の現場も進化していることはなはだしいのだが。
あとは、患者との心のふれあいか。
甲府市立病院では、医師が患者に対して「目を見て話し掛ける」事を実践しているそうだ。
確かに電子カルテなどでは、画面だけ見ながら診察してしまう事もあるだろうから。
心は決して画面に現れる事がないのだから。