自民県議団が多数決で山本氏推薦決める

多数決?、「民主主義の原則にのっとって決めた」とマスコミに向かって発言した県議会議員がいた。一体何が民主主義か理解しているのだろうか、実に不思議な思いがしたのは私だけだろうか。
本来自民党と言う党は、議論すべきは徹底的に議論し、出尽くした場合に挙党一致を持って党の拘束事項とすると言う決め方をしてきたのではないか。ゆえに結党以来50年と言う長い間政権を維持できていたのではないか、この現実を県議団ははきちがえているとしか言い様が無い。
これでは「自民党からどうぞ脱党してください」と言っているようなものである。ましてや本来国政を預かる政権政党と、地方での主権を預かる地方政治政権では一定の乖離があっても当たり前と感じていたが、その事さえ無視してしかも仲間内で多数決とは恐れ入ったものだ。本来の地方政党は県民党や市民党であるべきで、決して国民党ではないのだから。
その上、今回の決定は背後にいる公明党の組織票目当てとなれば、この決定はむしろ県民から賛同を得るものではなく、非難の対象となるべきものではないのだろうか。
イデオロギーと言う言葉の意味を、市民、県民、そして国民の立場に立ってそれぞれ展開してみてほしいものである。そのとき県民、市民にとって、一体何が正義か自然とわかってくると思うのだが。

嘆かわしい、実に嘆かわしい。