参議院議員選挙も終わった

結果としては民主党圧勝。
でもちょっと何かが変だ、まだ終わっていない気がしてならないのだが。
なぜだろう。
自身の進退をかけて臨むと言った小沢民主党党首。
民意をはっきりと見せつけられたにもかかわらず大敗北の後続投を表明した安部自民党党首。
そうだ、この二人の直接対決がまだないんだ。
小沢党首はいまだ一度もマスコミの前に出てきていないんだ。


話は相対的な理論に代わるが、今回の選挙戦を通じていろんなマニフェストを読み比べてみた結果、次の事に気がついた。
議会制民主主義と言う物も決して万能ではない、現実問題として腐敗が起こっている。広く国民を代表するのではなく、特定グループの利益を代表する議員がはびこるのを見かける。民主主義の砦と標榜するアメリカでさえ特定グループを代表する「ロビイスト」たちの手によって、民主主義は裏切られているのだから。
国にあってはその志を同一にする人々が集まってできるのが政党であれば、その中にあって議員に対し「無位真人」(どんな位にも属さない真の自由人)を求めるのは不自然かもしれない、それでは選挙にならないからだ。
しかしひとたび国のリーダーとして選ばれたからには、心のどこかにこの気持ちを持ち続けてほしいと国民は願うだろう。また公平無比な日ごろの言動を期待されるのも当然なことである。とするとその知力・体力の限りを尽くして国民のために奉仕をするという政治家の原点もおのずから見えてくるに違いない。


などと自己反省を含めて改めて事の本質をとらえる努力が大切だと感じた次第。