都市計画審議会が開催された

5月26日中央部公民館で、今年度初の都市計画審議会が開催されました。
今回の審議会は、新たな年度ということでまず市長から委嘱状が渡されました。
任期は平成24年度まで。
当然議会選出の委員は次の選挙までの任期となります。


今回の諮問案件は以下の2件です。
1−甲府市都市計画道路の見直しについて
2−甲府市景観計画について です。
詳しくは小生ホームページでどうぞ

都市計画道路については、現在の進捗状況の説明と、今後については見直しを進めてゆきたいとの事。
ここで言う見直しとは「計画道路の廃止」という難しい問題に取り組むということです。
都市計画道路になっていると、その路線にかかる市民の土地に対して様々な制約がかかり、生活権が侵害されるなどの問題があるからです。
しかし、では今までの規制に対する補償はあるのかという事にもなってくるのです。
今現在では訴訟になっても補償義務は無いというのが判例で出ているようです。
そこで思い切って計画の廃止に踏み切ろうという意気込みでスタートするということです。


私の意見として上げたのは「道路幅も見直すべきた」としました。
現在の計画で22メートルの幅に予定されている道路は、高齢者が信号の範囲で渡りきれない実情がある事。
今後進行する高齢化社会にあって、歩道幅が3メートルで足りるのか。
自転車やセニアカー等の車両が車道を走る危険を考えると、歩道を広げ、そこを走らせるほうが良いのではないかという事です。
その他、交差点改良を積極的に推進し、車道を広げず渋滞を解消するのも一つの手段である、という意見も出ました。


景観計画では、3段階で推進する事。
協働、指導、そして条例化というようにです。
4地区をモデル化し、推進するということも提案されました。
武田神社山梨大学周辺地区、甲府駅周辺地区、酒折山梨学院英和大学周辺地区、中道考古学博物館周辺地区です。


審議会では意見を述べることが大切で、そのために日当を頂いているのです。
わずかな費用ですが、貴重な税金からの出費ですから、しっかり議論すべきです。


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