甲州有機の製造中止検討し発電利用に

変更してゆくというニュースが新聞で発表されている。
年間21.000トンの下水汚泥を処理している甲府市の大津浄化センターでは、今後の一つの指針として「甲州有機」(下水汚泥とおがくずによるコンポスト)の中止も視野に入れながら、新しい方向を模索してゆくとしている。
これまでのコンポスト化では、電気エネルギーを大量に使い、地球温暖化にも悪影響があるとしている。しかしこれは未発酵の汚泥を使っているために起きる脱臭のための電力で、コンポスト化と言う時代の要請で生まれた商品は何も悪いことをしているのではない。
むしろ今までの「方向性のなさ」に対してこそ警鐘を鳴らすべきなのにと憤慨したいものだ。
単純に消化ガスによる発電とは、一体今まで何のために消化槽を使わずコンポストを直接作っていたのか疑いたくなってしまう。

確かに時代は変わってゆく。
だから常に時代に対して敏感であってほしい、そして日々の作業に対しても敏感になっていてほしいのだが。それは高望と言うものなのだろうか。
今年、私が「環境水道常任委員会」へ志願して加わったのも、どうしてもこの問題を白黒つけたかったからなのだ。