常任委員会視察の番外編

nonaka122007-10-06

ポートラムへ乗った

富山市エコタウン産業団地からの帰り道、せっかくだからLRTへ乗ろうと言う事で、今回は帰路に岩瀬浜駅から富山駅北までの全線をこの新型路面電車で帰ることとした。
富山ライトレールは2006年4月29日に開業した新しい超低床LRTWで、旧JR富山港線を譲り受けてホームなどを改修し、13の停留所を設けて運行されている。そのため富山駅北−奥田中学校前間1.1kmは軌道、奥田中学校前−岩瀬浜間6.5kmは普通鉄道となっていて、旧鉄道のイメージはそのまま残っている路線となっている。「TOYAMAクリエィティブ・ライン」と称し、公募愛称車両の超低床LRTポートラム」(港のポートと、電車のトラムの造語)が直通運行する事から「ポートラム」と普通に呼ばれている。運行時間は5〜23時まで、ラッシュ時10分間隔デイタイム15分、深夜30分、所要23〜24分かけている。

特に赤いラインの車両へ乗れるとラッキーな事があるなどと言ううわさが流れているが当日残念ながらせっかく止まっていた赤い車両は「待機」のままで、そのあとやってきたブルーへ乗ることとなってしまった。岩瀬浜を出て乗り心地はまあまあと言う感じたったが、説明によると確かにここは旧鉄道と言う事でいわゆる電車に乗っている感じであった。しかし奥田中学校前を過ぎると確かに音は小さく実に快適な乗り物へと変身してしまう、これも沿線住民と折衝した結果、騒音対策を施した軌道にしたという事がよくわかる乗り心地である。

スカカードは1枚2000円で購入できる。実は最初の一枚は1500円分しか使えない、しかしICカードであるから2回目以降は「チャージ」することで2000円分が使えるようになっている、つまり1枚500円のデポジット制をとっているカードなのだ。その上通常全区間一律料金で200円なのだが、このパスカカードを使うと160円と言う事となり、2割引き。しかも「フィーダーバス」と言う小型のバスがこのポートラムとちょっと離れた場所を結び、これも200円の金一料金体系で時間接続を行って走っている、この二つの乗り物で、きっと富山の市民はずいぶん助かっている事であろう。そして渋滞も関係なく定時運転されるこの軌道車両は、ごく自然に市内へ溶け込んでしまっているのだ。