花見の準備が整った

nonaka122008-02-18


甲府駅北口歴史公園では金曜日から大きな桜の移植が進んでいます。
その数6本、昨年からあるのを含めて10本になりました。


この木の種類ですが。
タイハク(太白)という桜の種類です。
1-特徴
 ・花弁の色 : 白色 単弁
 ・大きさ   : 大輪(5,0cm)
 ・花弁数  : 一重
 ・開花期  : 4月中旬
 ・系統    : サトザクラ
2-名前の由来
 鷹司家26代 元侯爵 鷹司信輔(1890〜1959、明治23年〜昭和34年)が命名した。
鷹司家は関白太政大臣などを務めた名門である。
タイハクは日本で一度滅びた品種であったと言われている。
英国在住のサクラ愛好家イングラム氏が所有しており、シーボルトによって持ち出された。明治の初め氏の庭から5本の穂木がジャガイモにさされ、シベリア鉄道に乗って運ばれた。
この穂木は京都の造園業佐野藤右衛門氏により接木されたと言われ現在に至っているのです。

花の素晴らしさ以上にロマンを感じませんか。ジャガイモに刺された桜の穂木が、はるか遠くのヨーロッパから再び嫁いで来たんですから。
でも残念なのが今年はこの6本はあまり多くの花をつけないでしょう。
まず始めは自らの命を守るため、大きく根を張ろうとするからです。
その後、数年後にはきっと素晴らしい花をたくさんつけてくれることでしょう。

それと、この頂いた木はもともと川の淵にあり、一方へ片寄っていたため、それが元に戻るのはちょっと年月がかかるでしょうね。
後10年後、それは素晴らしい桜がご覧になれるでしょう。


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