日本初、1年中議会している町誕生

毎日新聞によると、
 胆振管内白老町議会は26日、定例会を会期1年の通年開催とする条例改正案を議員提案し、全会一致で可決した。6月1日から施行する。全国町村議会議長会などによると、地方議会の通年開催は全国で初めて。
ということである。


実はこの話題甲府市議会においても私が所属する会派の定例会でよく話題に出てくる議題である。
1回の議会の会期を長期化し、期間中随時に各種委員会などを開いて議論してゆこうという試みである。
1年中というのは考えたこともなかったが、こんな動きがあってもよいかなとさえ感じていた事だ。


報道では、 『同町議会はこれまで3、6、9、12月の年4回、定例会を開催していたが、今後は年1回・会期1年の定例会(年末年始除く)を招集。本会議・委員会の開催は、議長や委員長の判断で休会と再開を繰り返すことになる。当面は混乱を避けるため、本会議だけはこれまで通り、年に4回開催する方針。議員報酬額は変わらない』とあるが、これも我々が考えていたことと同じだ。
しかし、当局にとっては大変なことになるだろう。
いつでも委員会開催が出来るし、本会議はたとえ年4回だとしても常に臨戦態勢ということになるからである。

文中
三重県議会や渡島管内福島町議会も実施を検討している。しかし、その効果については未知数で、白老町の飴谷長蔵町長は「住民にとっては議会が早い対応を取るのはいいが、職員の負担が増すのではないか」と話している。北海学園大法学部の神原勝教授(地方自治)は「通年議会自体に大きな意味はない。議会改革で新しい試みを行うことは評価できるが、重要なのはそこで何を議論するのかということ。通年議会の開催が住民の生活にどうかかわっていくのかを、議会がきちんと示すことが大切」と指摘する。
となっているがその通りだろう。

すると視察などはどのような形で実施するのかも問題だ。
その折の保険など、実際は様々な問題がありそうだ。
少なくとも議会活性化は会議の傍聴者の数ではなく、日ごろの議員活動とその情報公開などの資質によって決められるのではないか。



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