川崎大師周辺商店街

nonaka122008-06-28

私のホームページへも書いたのだが、24日に「川崎大師」へ行ってきた。
周辺の商店街はちょっと見るとさびれた感じの商店街なのだが、「シャッター街」になっていない。
とても小さな魚屋さんが、きちんと店を開いている。
その他薬屋、雑貨屋、食料品店、花屋など、実に多様な商店が並び、目にしたコンビニはたった2軒だけであった。
そして何よりその奥が閑静な住宅街になっているのだ。
きっとこの住宅街の方々は、日常的にこの商店街で買い物をしているに違いない。
そんなとても懐かしい感じのする「日常商店街」がなんと8つもあるという。
それぞれ情報の発信も心掛け、地元の街作りに貢献しているようだ。

これが今甲府市中心市街地活性化で必要とされている姿ではないか、と痛く感じた次第だ。

周囲の住宅街にお住まいの方々は、きっと自転車や歩いてこの商店街を利用し、日常の買い物を済ませているに違いない。
休日には、電車に乗って横浜や東京に出て思い思いの買い物や楽しみ方をしているのだろう。
しかし、平日日常はこの町で「歩いて暮らす」ということを普通に繰り返しているのだろう。


この町に(あえて街ではなく町)とってはそれが日常なのだろう。
甲府市中心部にあっては、一番必要なものは「駐車場」ではなく、日常の生活がいかに楽しめるか。
そして、休日は車に乗って周辺から大勢の方が来るのではなく、整備された公共交通機関に乗って、歩いて楽しい街へやってくる。
そんな姿が望ましいのではないか。


この町の閑静な住宅街をマンションと置き換え、周辺の横浜、東京を大型ショッピングセンターに置き換えて考えると、そこには平日と休日の過ごし方がおのずとあらわれてくる。
甲府駅周辺に新しく誕生した600世帯を超すマンション、そして甲府駅からの公共交通機関、玉穂町にオープンした大型郊外ショッピングセンター。
これらの関係が次第に明確になってきた気がする視察であった。


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