バイオマスセンター 八千蔵・高家に建設検討

こんなニュースが今朝の新聞記事で飛び込んできた。
全文は「新聞記事」をご覧いただきたいが、以前このブログでもこのようなバイオ施設はすぐれものとは言い難いという事を書かせて頂いた。
もう一度言うが、剪定枝は良くても年1回しか出てこない。
その上木質バイオマス自体分解して取り出すのには相当な時間がかかってしまう。
生ゴミ(厨芥類)の分解速度はとても速く、最適なのは下水汚泥との混合でバイオガスを取り出すというのではないか。
以上が私の持論である。


つまり今回建設予定の施設は、主眼がどちらにあるのか、厨芥類か剪定枝かそれによって別の方法が考えられるのではないかという所が押さえきれていないのではないか。
そもそも「木」は植物の炭酸同化作用によって固定化されたもので、この時の二酸化炭素固定は、 植物や微生物が行っている葉緑素を用いた光合成により、大気中の二酸化炭素を炭水化物に代えて生物躯体として固定させることであるが、ここで行われている自然界の現象は非常に優れた仕組みである。そのようにして出来たセルロースとリグニンをあえてもう一度分解し、エネルギーを取り出す必要があるのかどうか疑問だ。
それならばむしろお隣の山梨市が行っているような「ペレット化」によって庁舎内の暖房や給湯に利用するという案のほうがまだ自然に近いのではないか。それも実はもったいない話で、本来的にはそのまま燃焼させてエネルギーを取り出すのが一番理に適っていると思える。


まあこの土地については4市が問題の物件としてその利活用を考えなければならない土地だから、笛吹市がこのような形で活用してくれるのだったら良しとしよう。ただし負担金を取られるのはごめんだ、あくまで笛吹市が国の補助事業として推進してゆく事業なのだから、その負担はすべて負っていただきたい。


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