濁川の改修工事

nonaka122010-02-23

昨日は山梨県が行っている濁川改修工事現場の見学会が開催された。
甲府市内にあり、名前が「濁川」という不名誉な川は、都市河川として非常に重要な役割を担っている川なのだが、たびたび氾濫してずいぶんと迷惑をかけている川である。
川の改修は当然下流から行われ、現在の改修場所は十郎川合流部分、藤川合流部分、高倉川合流部分と3箇所が実施中である。
本日はその内藤川合流部分から上流に向けて1,350メートルが主なポイントである。
しかしこの川の流域は民家が迫っていてなかなか川幅を広げるといったことが出来ない、その上勾配が緩やかで地下にバイパスを通すこともできないので苦労しているようだ。

矢板を新たに打ち込んでいたのだが、振動ハンマーを使うと近所から苦情が来たり、住宅の損傷を招いてしまう。
そこで少しづつ鋼矢板を抱えて重さで打ち込むという作業が行われていた。
写真にある白いものがその重りで、なんと11トンもある。
垂直壁を作るにしても場所がなく、仕方なく現在の工法で行っているという話であった。
こうしてすべての改修が終了すると、50年に1度といわれる水害にも大丈夫だという話なので楽しみである。


時代が進むと工法も変わるというが、これはなんと呼ぶのかな、気になって仕方なかった。



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