教育委員会に係わる調査事項

が一定の範囲ですが、終了したところです。
「学校が荒れている」と言う事をある方から聞き、その背景を探るための調査でした。
特段事件があったからというのではなく、日常的にこの様な事は調べたほうが良いと判断しての事ですが。
一人親世帯、外国人籍の子供達が増えていると言う見解が私の所に寄せられました。
学校によってその差があるのでしょうが、だから学校が荒れると言う偏った意見に対して、正しい数値を出して反論したかったのです。


しかし、現実は一人親世帯が非常に増えている事が裏付けられてしまいました。
甲府市全域の小中学校では、なんと13.88パーセントの一人親世帯がありました。
昨日雑談していたある小児科医も、「あれ、苗字が変っている」と気が付く事が最近多くなったと話してくれました。
それぞれいろいろな事情があるでしょうが、大人の世界を子供に持ち込みたくないものです。


外国籍児童は2.2パーセントですが、これも着実に増えてきているようです。
それに対して、教員の加配は6人。
これでは少なすぎるような気がしています。
兎に角日本語をマスターする事が、社会と協調する事の基本とすれば。
もう少しこのあたりの配慮をしてほしいと感じました。
その居住地については、以前は市の北東部が中心だったようですが。
今回のわたしの調査では、市の南西部に偏りが見られます。
一番多く外国籍児童を抱えている小学校は、全校生徒の10.33パーセントを占めています。
幸いこの学校には外国語教師の加配がありましたが、上位6校に一人ずつと言うわけには行かないようです。


これらを踏まえて、今後の甲府市の教育はどのような姿であるべきか。
従来と全く違う発想での議論が必要になりそうです。