庁舎建設特別委員会

神戸市役所


昨日開かれた庁舎建設特別委員会では、新庁舎の概要が示されたようである。
建物床面積は14,500平方メートル(地下駐車場を除く)、駐車スペースは180台とのことである。
現有敷地が8,700平方メートルであることから、例えば駐車場を平面で取ると建物高さは10から11回程度となるとのことであるが、この際出来るだけ建物はフロア面積が大きいものが望ましいと考える。
1部局が複数階にまたがる弊害をなくすと言う事なのだが、このあたりについては職員では見当がつかないだろう。
いっその事外部の設計会社などに委託して、「移動導線」や各部局の人員・書類収納容積などを勘案して平面図を作成して頂いたらどうか(委員の中に同様の考えを持っている委員がいて発言してくれたようなので助かった)。
これらの事についてははっきり言って「議員は素人」である。
もちろん市民の様々な要望事項を受けての発言はあったのだろうが、その域を出ない発言は参考に値しないのではないか。


もう一つ議場の在り方についてと言う問題が提起されたそうだが、私が所属する会派の考え方は「議場は議事を遂行する場所として最大の効果を出すための施設」と言う考え方で内部は統一している。
これについては、例えば市民開放型の議場(この言葉は非常に響きが良い)と言うのは、場合によっては議事の遂行に対しては使いにくいものとなってしまう。いったいどちらを最優先課題とするのかと言う事について、私共は議場は議会を運営する場と言う基本に則り整備すべきであり、市民開放については当然行わなければならないのだが、それが市民ホールのような考えでは本末転倒になってしまうと言う事なのだ。
昨日はもう一つの意見として「市民に開放できる議場」と言う意見もあったのだが、その先何を持って市民開放なのかと言うところまでは意見の集約がされていなかったように聞いている。
市民開放型の議場となった場合には椅子や机は可動式となるのだろうか、議長席も当然ながら可動式で、階段式の議場ではなく平面式となるのだろうか。型式論から行くとこのようになってしまうのだが。
それでは議会は場所を変えて市民センターで行えばよいと言う事に集約されるのだろうか。
そもそも地方議会は何のためにあるのだろうかと言う原点からこの問題を突き詰める必要がありそうだ。
(当初記事を書きあげた後、急にお呼びがかかり出かけてしまった。最終チェックをする前に記事をアップして行ったのだが、案の定「誤植の塊でしたよ」というお叱りの連絡。と言う事で修正を入れて改めてアップいたしました。こんな時に「雑誌だったら編集長がいてきちんと恥かかないようにしてアップしているんだろうな」と思った次第である。それにしても気がついて下さった匿名読者に感謝・感謝)



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