新議長は何とくじ引きによって決着

したのである。
これは昨日行われた甲府市議会6月定例会での出来事。
議長が慣例にのっとり今会議を持って辞表を提出したため、議事に議長選挙が追加された。
わが会派からは当選5回にして議会3役が未経験の「金丸三郎」氏を、最大会派の政友クラブからは、市民クラブの「中込孝文」氏が擁立された。しかし、事前の話し合いによる推薦は物別れに終わり選挙となった。
甲府市議会議員32名による投票は中込、金丸両氏が15票、共産党の石原氏が2票という結果となり、公職選挙法95条2項「当選人を定めるに当り得票数が同じであるときは、選挙会において、選挙長がくじで定める。」という「くじ引き」による決着を図るという37年ぶりの出来事になった。
くじは2回ひかれ、最初はくじ引きの順番を決めるくじ引き。
ここではこよりによるくじ引きで、中込氏が一番を引いた。
そしていよいよ本番のくじ引き。
これも2本のこよりによるくじ引きで、当選くじは下の部分が赤く塗られている。
最初に引いたのは中込氏、そして金丸氏が引く前には議席の私の眼からも確認できる下が赤く塗られたこよりが中込氏の手にあるのがはっきり見えてしまった。


今朝の新聞によると、2大会派の幹部の一人も「いずれ慣例は止めようという議論は出てくるだろう」と語っていたとあるが、この議長職にしても間違いなくその方向に進むこととなるだろう。
あの閉鎖された山梨県議会でさえ、現在の議長が「議会改革に道筋がつかない限り議長を辞めるつもりはない」と言っているのだから。


本日の議会はその後議会選出の監査委員に「金丸三郎」氏を選任し、各常任委員会の構成とそれぞれの正副委員長が承認され、閉会となった。
常任委員会構成についてはホームページの「地方政治的活動記録」に掲載いたします。



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