商人塾卒業生と対談

nonaka122009-02-12

本日は「経済建設常任委員会」懇談会が開かれました。
市議会の会議室では「甲府市観光振興基本計画(案)」の説明、そして「甲府市中心市街地活性化基本計画、事業概要」の説明と続き、午後2時からは街の駅にて昨年開催された「商人塾」の卒業生5名の商店主の方々と自由討議となりました。
この「商人塾」卒業生とは、合同会社まちづくり甲府と、甲府商工会議所の共同事業として行った商店主対象のセミナーで?クオールエイド代表取締役武雄信夫さんによる講演から個別指導へと進んだものへ参加した方々でした。
クオールエイドさんの掲示板では、随分と街づくりについて考えを聞かせて頂いた記憶があり、懐かしくもあり、また考えさせられた時期が彷彿としてきました。


今回参加して頂いた卒業生は、それぞれ中心市街地で商いを営んでいる方々ですが、受講している間にも売り上げが伸びたり、リピーターが増えたりと実に真剣に話をしてくださいました。「中央商店街が郊外のショッピングセンターと同じレベルまで持ってゆくことが出来るかどうか」という心のやる気を伸ばしていただいたこと。これからは「光る商店街」の1店舗として歩んでゆきたいと抱負を述べてくださいました。
サービス=感動をどのように与える事が出来るかどうか。また商店に来ていただくかどうかが問題で、無料駐車場については郊外ショッピングセンターでも実際は入居店舗が負担金を払っていることを考えれば、来店していただいた時点で「ありがとうございます」と言って駐車サービス券を出すのが当然だとまで言い切っていました。そしてその上で技を発揮すると言うのが普通なんだと付け加えていました。


商工会議所で行っている街中歩行量調査についても、すでに30年前とは環境が違い、買い物をするお客さんは店の前に車をつけその場で済まして移動してしまう。いわゆる回まわり客を対象とした歩行量調査は数字を発表し報道されるだけで前年の10パーセント減など、マイナス思考の発表となってしまっていると苦言を呈していました。

確かに通行量が減少すると商品は滞留し、古い物しか置いていないと言ったとらえ方をされてしまいます。それでは商店にとって何か指標となるのではなく、悪評が先に浮かんでしまいます。
行政も、会議所もその辺りを考え直す必要があるのではと痛感した次第です。


厳しい経済状況が予想される今後において、この方々のように視点を変え、本気で商売をやる気があれば厳しいハードルもきっと越えてゆけるんだと感じました。
貴重な1時間でしたが、まだまだ甲府の中心商店街も捨てたもんじゃない。むしろこれからもっと元気になる要素が点在してるんだと勇気づけられ、懇談会を後にすることができました。
甲府中心街「商人塾の店」と言うPDFがありますので貼り付けておきます。
中心商店街へお越しの際はぜひのぞいてください、きっと何かが違います。


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