いのちの輝きに思いを寄せて

nonaka122009-06-20

と言うタイトルの連続市民公開講座が開かれました。
場所は山梨大学工学部、主催は山梨大学・読売新聞甲府支局の共催です。
本日のテーマは「生活支援ロボット」〜人の生活・命を支援する機械たち〜
講師は山梨大学大学院医学工学総合研究部
工学部電気電子「小谷信司」準教授さんですが、この小谷先生は平成11年からのお付き合いです。
もとはと言えば、その頃山梨大学の先生方と民間企業の方々を集め「無尽会」と言う無尽会を行っていたのです。ですからずいぶん野中一二アカデミックだったんですね。


その無尽会とは「山梨大学工学部機械システム工学科教授の吉岡先生を座長として、無いものに尽くして何も生まれてこないなら夢に尽くそうと言う事で、年に数回いろいろな問題についてフリートークを行っている会です。会員として参加いただいている方は大学の先生方を始め、会社の社長さん・部長さん、神社の神主さんなど、いろいろな職種の方が参加しています。これからも環境・教育など、テーマを絞って誰でも参加できるシンポジウムを開催してゆくつもりです。「答えがない」ということがこのシンポジウムのテーマですから、あわてず、じっくり皆様方と勉強してゆき、少しでも市民の皆さまの意欲啓蒙に役立てばと考えています」と言う趣旨で行っていました。
たとえば 「答えのないシンポジウム」開催 として、総合市民会館で開催したり、山梨大学の教室をお借りして行ったりと随分と続いたのです。


さて本日のシンポジウム、150名ほどの市民の方が物音一つ立てずに講義を聞いていました。
内容はロボットの歴史に始まり、RT(ロボットテクノロジー)、IRT(IT・情報技術・RT)までと非常に幅が広く、小谷先生も「今日ですべてがわかるとは思えません」と言っていました。
アイザック・アシモフがその著書「私はロボット」の中でロボット工学三原則
1、ロボットは人間に危害を加えてはならない。
  また、何も手を下さずに人間が危害を受けるのを黙視していてはならない
2、ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。
  ただし、第一原則に反する命令はその限りではない
3、ロボットは自らの存在を譲らなくてはならない。
  ただしそれは第一、第二原則に違反しない場合に限る
と言う言葉が今でもすべてのロボットに生かされるべきだという貴重な言葉も出てきました。


その上迫りくる高齢化社会では、一人暮らしの老人が増加することが考えられるので、介護ロボットは需要が急拡大するだろうという予測も行っているようです。確かに高齢化による介護は際限のない労働になりそうですから、ロボットが活躍する大きなフィールドになるでしょう。


およそ1時間30分、講義はあっという間に終わってしまいました。
これから来年3月まで続くようです。
あと数回は聴講に来てみるつもりです。


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